タタの魔法使い(ネタバレあり)
まず基本的なデータです。
タタの魔法使い うーぱー
電撃文庫 ISBN 978-4048936118
通勤の間2日間プラス家で寝る前に読んだくらいなので総合で3時間ちょっとくらい。
電撃大賞の作品ですね。ザックリあらすじを説明すると、ある日突然学校にあらわれたタタと言う名の魔法使いが卒業文集に書かれた生徒たちの夢を叶えた状態で異世界へと送り出し、生徒たちは各々の能力を使って日本に戻ってくる。
そしてその話を生還者へのインタビューという形でまとめて出版された、という形式の本です。
その形式上、次に起こる事、生き残る人間、生き残る人数がわかるようになっています。
これまでありそうで無かった切り口にも思うので、そこは面白いです。
ただ話として面白いかと言うと人を選ぶと思います。それというのも単純に戦闘が少ない、謎解き要素があるわけではない。どちらかといえば異世界西遊記、公式ネタバレ付き。と言った形の風情です。
そんな感じなので、戦闘ものを求める人には微妙、脱出ものを求める人には微妙、サバイバル...うーん。ホラー...でもない。
と言ったなんでしょう...器用貧乏とでもいうお話となっています。
とはいえ、前述した通りにありそうで無かった形の小説であり、そこは純粋に面白いです。
短い話で読みやすいのでぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに、続編がありますのでそちらも読んだら感想を書こうと思います。
オススメ度 2.5(MAX5)
そろそろ読むものがないなーって人にいいと思います。